生産性向上に繋がるITツールの導入を支援する、中小企業庁の大人気補助金「IT導入補助金」ですが、「約1億4700万円の不正受給があった」と会計検査院が発表しました。

不正受給した事業数

調査対象:2020年度から22年度までに補助金の給付があった315の事業主体による383事業
不正受給の事業:41の事業主体が実施した55事業(補助金換算1億4755万8703円)

不正受給の内容

・IT導入支援事業者やその関係会社から還流を受け、自己負担額を実質的に減額・無償にした。

・自身で行うべき交付申請などの手続きを支援事業者など第三者に任せていた。

・補助の対象となるITツールを導入したと虚偽の報告をした。

・導入したITツールを全て短期で解約していた

該当する事業者

https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/6/pdf/061021_2.pdf
※会計検査院「実質的還元による不正が行われたことなどにより、サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金が過大に交付されていたもの」